私だけのミシュランシェフ♪
2009-08-25


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先日、長野は松本市に目的があって出かけて来ました。
松本市に行く前に寄った諏訪湖では夏休みの間、諏訪湖畔から花火が打ち上げられるイベントがありました。諏訪湖は国内でも有名な花火大会の催しがあります が、その規模には及ばないものとは言え、僅か15分の間に数多くの美しい花火を観る事が出来ました。
今年は不況で各地で花火大会中止や、縮小と言う中で、神戸の花火大会では例年の3倍もの花火が打ち上げられ、また諏訪湖でも旅館真正面に打ち上げた花火を じっくりお部屋から夕食後に鑑賞出来たのはラッキーでした。どうも今年の夏は花火に縁があったようです。

今回、松本に行ったのは私の最もお気に入りの旅館、明神館のオーガニックフレンチの総料理長・田辺シェフとその恩師のコラボのディナーがあり、是非、一度 恩師のお顔を拝見したいのと、勿論、お2人の料理の競演を楽しみたいと思いました。
田辺シェフは20代であの二期クラブの総料理長を務めた逸材で、現在はリピーターの多い、昭和6年から続いている旅館・明神館のフレンチを担当しているの です。
シェフ曰く、「僕の料理には好き嫌いが出るかもしれない」とおっしゃっていましたが、私はとても大大好きです!!兎角、男性には量など含め物足りなさとい うのがあるかもしれませんが、私の主人も至極彼の料理にはまっています。
地産地消をモットーの旅館ですが、素材を柔軟に、大胆に扱い、奇想天外な組み合わせで毎回驚きの連続です。時として力入りすぎてやり過ぎてしまうシェフも 多いのですが、田辺シェフの場合は、彼の人間性からあふれ出てくる彼独自の発想でとても自然な形で一品一品が音楽の楽譜にのる音符の様に楽しく奏でてくれ ているように思えます。そう、いつか触れましたが、料理と音楽は私にとって相通ずるところがあります。そう思っていた矢先、毎回変わるメニューカードでも 楽しませてくれるのですが、何と楽譜仕立てで出てきたのには驚きました♪

そして、今回のディナーは明神館、扉温泉グループの松本市内にあるレストラン、ヒカリヤニシで催されました。
リピーター、彼らのファンの方々が沢山お見えになってました。
料理は今回もまた、いただいた事のない新しい味を沢山発見しました。
恩師はあのフランス料理界の重鎮、故アラン・シャペル氏の日本人として初めての第一弟子となった、宇都宮、地元で活躍されている音羽和紀シェフです。
東京にいる頃、宇都宮に行ったことがありますが、悲しいかな餃子を食べに行ったことしかなかったのです。音羽シェフの存在をその頃はまだ把握していなかっ たのですね。シェフ達に笑われてしまいましたが(^^;)
料理が終わる頃、お二人のシェフが揃って、挨拶に来て下さいました。最近、あまり見ることがない光景で、素晴らしい師弟関係が伝わってきました。
音羽シェフは料理の神髄を教えると同時に、田辺シェフ自身の希有の才を上手に引き出されたのかなと伺えました。
料理は一部の紹介です。

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ハモ、ジュンサイ、アロエ、ブドウをハモの骨からとった出汁をスープにした夏の終わりが名残惜しくなるような一品でした。

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鶏の白レバーをフラン(茶碗蒸し、プリン)にしたものをザリガニのコクのあるスープに浮かべたもの。全くレバーのクセがなく、口溶け滑らかな一品。レバー は温度の加減で臭みがでてしまうので、シェフの実力が試される一品ですね。流石がでした!!

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